MUTOHのあゆみ

「モノづくりを支える」

MUTOHは、1942年12月に武藤与四郎が、現在の本社(世田谷区池尻)の近く(三宿)に
武藤目盛彫刻研究所を創業したことから始まります。

戦前・戦中は円板形航空機航法計算尺やノギス・回転分度器などの計測器を制作しており、これらの製品には
正確に目盛を刻む高い技術力が反映されており、「モノづくりを支える」という精神はここからスタートしました。

そして10年後の1952年3月に株式会社武藤目盛彫刻を創立(会社組織化)、
創業の精神を紡ぎ続けることで機械遺産にも登録された製図機器「ドラフター」、
ヒット商品となった製図を印刷する機器「ペンプロッタ」などの商品を生み出しました。

今日もその創業の精神は連綿と引き継がれており、LFP製品はクリエイターやデザイナーを、
設計・計測機器および3DPの製品は製造業や建築業など、モノづくりに携わる多くの方々を支え続けています。

今後もMUTOHの歴史を築き上げるために、一人ひとりがお客さまから信頼され、価値ある提案により
「モノづくりを支える」という創業の精神(DNA)を受け継ぎ、“人と企業の創造を高める”会社としてあり続けます。

History

会社の歴史

商品の歴史

1940's

1942年12月武藤目盛彫刻研究所(後の株式会社武藤目盛彫刻の前身)を創業
円板形航空機航法計算尺やノギス・回転分度器などの計測器を制作

1950's

1952年3月株式会社武藤目盛彫刻へ改組、設立(=株式会社化)
1959年4月商号を「武藤工業株式会社」に変更

1953年4月わが国初のアーム式(ベルト・プーリ式)設計製図機械「ドラフター『MH-1』」をリリース

1960's

1967年4月米国に合弁会社コンサルアンドムトー社(現 ムトーアメリカ社)を設立

1967年6月神奈川県茅ヶ崎市に茅ヶ崎工場を設置(1993年6月湘南事業所へ呼称変更)

1968年12月静岡県浜松市に関連会社:フジタケ浜松株式会社を設立
1969年1月石川県金沢市に関連会社:フジタケ金沢株式会社を設立
1961年5月超精密図形入力・製図機械「マイクロ・プロッタ」をリリース

1962年5月自動製図機械「ヌメリコン」をリリース(現在のプロッタの原型)

1967年6月わが国初のレール式設計製図機械「ドラフター」をリリース

1970's

1971年4月スイスにムトープリシジョンイクイプメント社を設立

1973年7月長野県下諏訪に諏訪工場を取得設置(株式会社ヤシカ(現:京セラ株式会社)より取得)

1975年2月設計製図機械「ドラフター」の製造部門を諏訪工場に全面移転
1977年9月株式会社オレンジキャットを設立(書籍・スポーツ・ホビー用品販売)

1977年9月株式会社ムトーエンタープライズを設立(運動用補助品の販売)

1971年7月世界初のダイヤル式角度読取の設計製図機械「ドラフター」をリリース

1976年2月世界初のデジタル式角度読取の設計製図機械「ドラフター」をリリース

1979年10月光学式計測器「デジカラー」をリリース

1980's

1982年9月茅ヶ崎工場にテクニカルセンターを設置(CAD事業へ本格的参入)
1983年6月東京証券取引所市場 第2部に上場
1984年3月北海道札幌市に株式会社テクノバを設立(ソフトウェアの開発)
1985年3月東京証券取引所市場1部に上場
1985年7月米国・シカゴに、ムトーアメリカ社を設立(合弁会社コンサルアンドムトー社を閉鎖)
1985年10月神奈川県寒川に株式会社メニック(現 株式会社ムトーエンジニアリング)を設立(CADおよび周辺機器の保守業務)
1987年3月ムトーヨーロッパ社(現 ムトードイツ社)をドイツに設立(ムトープリシジョンイクイプメント社(スイス)を閉鎖)
1980年11月平行定規「パラライナーUP」をリリース

1981年10月2次元CAD「EasyDraf2」をリリース(米国ブルーニング社との販売提携)

1983年5月静電プロッタ「ESシリーズ」をリリース

1983年11月レタリングマシン「ETシリーズ」をリリース

1984年6月フラットベットタイプパーソナルペンプロッタ「iP‐100」をリリース

1985年4月ペンプロッタ「F-600/F-900」をリリース

1985年10月2次元CAD「M‐Draf16」をリリース

1988年5月アパレルCAD専用プロッタ「AP‐1518」をリリース

1990's

1990年1月カータ社の85%の株式を取得(米国の入力機器メーカー)

1990年5月東京都世田谷区の本社新社屋が竣工(現MUTOH池尻ビル)

1990年9月ベルギー オオステンドにムトーベルギー社を設立

1991年5月神奈川県大船に横浜技術センターを開設

1991年11月米国・シカゴにムトーアメリカ社の新社屋が竣工

1992年5月ムトーベルギー社ベルギー工場が竣工
1992年7月ムトーテクノサービス株式会社を設立(CADのメンテナンスおよびトレーニング業務)
1992年7月長野県下諏訪に諏訪ムトー工業株式会社を設立(ドラフター・ペンプロッタ製造)
1993年6月湘南事務所を竣工(旧茅ヶ崎工場)
1994年8月横浜技術センターを閉鎖(湘南事業所と統合)
1995年1月カータ社の全株式を取得
1995年4月米国・カータ社がムトーアメリカ社を吸収合併(商号をムトーアメリカ社に変更。シカゴよりアリゾナ州フェニックスに拠点移転)
1996年1月ムトーデジタル・デザイン・ファクトリーを本社に開設(グラフィックデザインの入出力サービスアンテナショップ)
1996年6月愛知県名古屋に社内ベンチャー制度による関連会社 株式会社デジタルマトリックスを設立(インターネット事業)
1997年3月湘南事業所を売却し、製造・開発部門を諏訪工場に統合
1999年7月東京コンピュータサービス株式会社と業務・資本提携を実施
1999年9月北陸ムトー株式会社(旧社名フジタケ金沢)を売却。フジタケ浜松株式会社を清算

1999年10月ISO9001認証取得

1990年10月土木・測量専用プロッタ「PHシリーズ」をリリース

1991年1月ペンプロッタ「XP‐600シリーズ」をリリース

1991年5月大型カラーインクジェットプロッタ「RJ‐501」をリリース

1991年10月ペンプロッタ「XP‐500シリーズ」「XP‐700シリーズ」をリリース

1992年11月アパレル用カッティングプロッタ「AC‐500」をリリース

1994年6月ペンシルプロッタ「XP‐900/800シリーズ」をリリース

1995年4月CAD用モノクロ・インクジェットプロッタ「FALCON RJ‐600シリーズ」をリリース

1995年12月屋内外広告業界向け大判フルカラーインクジェットプリンタ「RJ-1300」をリリース

1997年8月CAD用フルカラーインクジェットプロッタ「FALCON Color RJ-800シリーズ」をリリース

1997年11月アパレル用カッティングプロッタ「AC-800」をリリース

1998年2月大判インクジェットプリンタ「FALCON GRAPHICS RJ-4000シリーズ」をリリース

1999年6月屋外専用大判インクジェットプリンタ「ラミレス」をリリース

2000's

2000年4月諏訪ムトー工業株式会社を武藤工業株式会社へ吸収合併
2000年7月株式会社ムトーエンタープライズと株式会社ムトーオレンジキャットが合併(株式会社ムトーエンタープライズに商号変更)
2000年10月「ドラフター」など設計機材事業製品ならびに光学式計測器「デジカラー」の販売を株式会社ムトーエンジニアリングへ移管(生産について2001年4月に移管)
2001年6月ムトーアイティウェア株式会社を設立(ソフトウェア開発受託業務)
2003年2月ISO9001:2000認証取得(登録証番号:JVAC-QM0045)
2003年12月ムトーアイティウエア株式会社の商号変更、ムトーメカトロニクス株式会社へ
2004年11月ISO14001認証取得(登録証番号:JVAC-EM0086)
2006年4月ムトーテクノサービス株式会社と株式会社テクノバを合併、商号をムトーテクノバ株式会社に変更
2007年1月ムトーテクノバ株式会社の商号をムトーアイテックス株式会社に変更
2007年4月本社移転(池尻大橋から西五反田へ)
2007年4月商号をMUTOHホールディングス株式会社に変更し持株会社体制へ移行(組織再編)。新設分割により武藤工業株式会社を設立

2007年8月万能製図機械ドラフター「MH-I」が日本機械学会による機械遺産に認定(第21号)

2007年9月ムトーアメリカシカゴ支店を開設
2008年1月ムトーアイテックス株式会社とムトーメカトロニクス株式会社が合併(商号をムトーアイテックス株式会社に変更)
2008年9月スカンジナビア・バルト3国に販売拠点を持つSE Group S.A.社を買収
2009年1月森林の持続可能性に配慮した商品の生産・販売を認証する「FSC-COC認証」を取得(登録証番号:SGS-COC-005625)
2009年10月武藤工業香港有限公司(MUTOH HONG KONG LIMITED)設立。ムトーシンガポール社(MUTOH SINGAPORE PTE. LTD.)設立。ムトーオーストラリア社(MUTOH AUSTRALIA PTY. LTD.)設立

2000年10月CAD用インクジェットプロッタ「DrafStation RJ-301シリーズ」をリリース

2002年3月大判インクジェットプリンタ「RJ-8000シリーズ」をリリース

2005年12月CAD用インクジェットプロッタ「DrafStation RJ-901C」をリリース

2006年5月大判インクジェットプリンタ「ValueJet 1204(エコソルインク対応)」をリリース

2006年8月大判インクジェットプリンタ「ValueJet 1604/2606(エコソルインク対応)」をリリース

2006年10月3次元・2次元統合CAD「M-Draf Suite 2007」をリリース

2007年8月大判インクジェットプリンタ「ValueJet 1608(業界初となる植物由来インク(MUBIOINK)対応)」をリリース

2010's

2010年2月ムトーアメリカ社にて ボストン・ロサンゼルス支店を開設
2010年3月ムトーヨーロッパ社(MUTOH EUROPE nv)の商号をムトーベルギー社(MUTOH BELGIUM nv)に変更
2010年7月株式会社ムトーエンジニアリングのメンテナンス事業を、武藤工業株式会社に移管
2010年7月武藤工業株式会社のCAD事業を、株式会社ムトーエンジニアリングに移管

2010年12月株式会社セコニック(東京証券取引所第2部)と資本・業務提携実施

2011年3月株主優待制度開始

2011年4月ムトーアメリカ社にて アトランタ支店を開設
2011年6月SE Group S.A.の商号をMUTOH North EUROPE S.A.(ムトーノースヨーロッパ社)に変更
2011年12月神奈川県大船に物流拠点を統合設置(MUTOH横浜物流センター)
2011年12月本社移転(西五反田 第5TOCビルから池尻大橋へ)

2012年1月本社ショールーム「MUTOH Designing gallery(ムトー・デザイニング・ギャラリー」を開設

2014年6月株式会社ムトーフィギュアワールド設立( 3Dフィギュアプリントサービス専業子会社)

2014年10月関西営業所移転 ショールーム開設、四国ショールーム開設

2015年6月MUTOHホールディングス株式会社が監査等委員会設置会社へ移行

2015年9月中部営業所移転 ショールーム開設

2016年8月グループ組織再編。海外販売子会社を武藤工業株式会社傘下へ再編実施
2016年10月グループ組織再編。株式会社ムトーエンジニアリング事業を武藤工業株式会社へ移管、譲渡により集約実施

2016年12月九州営業所 ショールーム開設

2017年10月単元株式数変更(1,000株⇒100株へ)ならびに株式併合(10:1の割合)を実施
2018年1月ムトーベルギー社(MUTOH BELGIUM nv)の商号をムトーヨーロッパ社(MUTOH EUROPE nv)に変更
2018年3月株式会社ムトーエンジニアリングの全事業(不動産賃貸業)をMUTOHホールディングス株式会社へ分割移管
2018年4月ムトーヨーロッパ社UAEドバイ支店開設(営業開始9月)

2010年10月マルチパーパスインク「MPインク」(植物由来成分を50%配合し、様々な素材への印刷が可能)をリリース

2011年5月大判インクジェットプリンタ「VJ-1624J/VJ-1324J」をリリース

2011年10月大判インクジェットプリンタ「VJ-1638」をリリース

2012年9月カッティングプロッタ「ValueCut VC-600/VC-1300/VC-1800」をリリース

2012年12月インクジェットプリンタ「VJ-1617HJ」(マルチパーパス白インク採用)をリリース

2012年12月3次元2次元統合CAD「M-Draf for Education Works(教育機関向)」をリリース

2013年11月大判インクジェットプリンタVJ-1638X・VJ-1638WXをリリース

2014年1月デスクトップモデル3Dプリンタ「Value 3D Magix MF-1000」をリリース(初の自社開発3Dプリンタ)

2014年4月デスクトップモデル3Dプリンタ「Value 3D Magix MF-2000」をリリース

2014年4月型紙カッティングプロッタ「VC-A1000」をリリース

2014年4月UV インク対応大判インクジェットプリンタ「VJ-426UF」と「VJ-1626UH」をリリース

2015年6月デスクトップモデル3Dプリンタ「Value 3D Magix MF-2200」をリリース

2016年3月プロファイル・グラインダ用チャート製図機「PG-1000」をリリース

2016年4月LED-UVハイブリッドインクジェットプリンタ「VJ-1638UH」をリリース

2016年10月エンプラ対応3Dプリンタ「MF-2500EP」をリリース

2018年3月マルチパースインク「MP31 インク」対応のインクジェットプリタ「VJ-628MP 」をリリース

2018年3月大型 フラットベドLED-UV インクジェット「PerformanceJet 2508UF(PJ-2508UF)」をリリース

2019年1月デスクトップ3D プリンタ「MF-800」・「MF-2500EPⅡ」をリリース

2019年7月新設計プラットフォーム大判インクジェットプリンタ「XpertJet 1682SR」と「XpertJet 1641SR」をリリース

2019年9月高精細光造形3D プリンタ「ML-100、ML-80」をリリース

2020's

2020年1月確定拠出企業年金制度を導入
2020年4月株式会社ムトーフィギュアワールド解散・清算(3Dフィギュアプリントサービス専業子会社)

2020年5月(コロナ対応)3D プリンタ製造 医療用フェイスシールドの無償提供開始。フェイスシールド造形データもあわせて公開

2020年6月役員退職慰労金制度の廃止及び譲渡制限付株式報酬制度を導入

2021年6月武藤工業諏訪事業所にCO2フリー電力「信州 Green でんき」を導入

2021年7月武藤工業関西営業所移転
2021年10月武藤工業中部営業所移転
2022年4月新市場区分「スタンダード市場」を選択

2022年4月「アンプスピード株式会社」の株式取得(完全子会社化)

2020年1月小型フラットベッドLED-UVプリンタの新製品「XpertJet 461UF」と「XpertJet 661UF」をリリース

2020年9月プルーフィングシステム「VJ-628MP」、「VJ-1627MH」、Japan Color「プルーフ機器認証」を取得

2020年10月純正RIPソフトウェア「VerteLith™」をリリース

2021年9月エコソルベントプリンタ「XpertJet 1341SR Pro」をリリース

2022年1月エコソルベントプリンタ「XpertJet 1641SR Pro」をリリース

2022年2月純正 RIP ソフトウェア『VerteLith™』が、欧州の「EDP Award 2021」を受賞